【ブックレビュー】トップ0.1%の超富裕層だけが知っているお金の哲学
トップ0.1%の超富裕層だけが知っているお金の哲学
掛越直樹著 中経出版
最近、富裕層と呼ばれる方と接する機会があり、そういう方々がどんな事を考えてるのかなぁと思い手に取りました。
その富裕層の方とお話ししたのはほんの数時間なんですが、その数時間で、ザ・一般人の私とは常識とか前提条件とか、発想が全く別の次元なんですよね。
よくある「ファーストクラスになる人はここが違う!」と同系統の本。
もちろん、飛行機の話もありました。
普通の人は、エコノミークラスからビジネスクラスにランクアップして大喜びする
小金持ちは、無理してでもビジネスクラスに乗ろうとする
大金持ちは、ファーストクラスに乗れても、ビジネスクラスにする
確かに、国際線の機内でも仕事をする必要があるようなビジネスマンにとって一番費用対効果が高いのはビジネスクラスですよね。
ファーストクラスは費用対効果を気にする必要のない方が乗るイメージです。
こんな風に、34の項目で大金持ち・小金持ち・普通の人の行動や思考パターンを説明しています。
私の行動はやっぱり普通の人に当てはまる事が多かった!
項目によっては、『〇〇という行動→お金持ち』というより、お金持ちだから〇〇ができるんでしょうというものも。
飛行機の例で思い出したのですが、航空会社には年間のマイルに応じてステータスが付与されますよね。
このステータス、もちろんCAは毎便どの座席の方がどのステータスか共有されるんですが、実感としてある法則がありました。
ステータス最上位の方は、たいてい穏やかで、遅延したり少々の粗相があったとしても気にされない方が多かったと思います。
どちらかというと上から2番目のランクの方の方が、主張がしっかりあります。例えば、新聞サービスですぐにお渡しすることが出来なかったときに、目に見えて機嫌が悪くなる方も。
気持ちだけでも、お金持ちに近付けるよう、以下引用です。
☆大金持ちは、2000円以上の翻訳されたビジネス書を買います。(中略)価格が高いということは、購入する人が少ないのではないか。そうであれば、この本は貴重な情報源になるに違いない。もしかしたらこの本が、新しいビジネスチャンスをつかむきっかけになるかもしれない。
☆大金持ちは、本当にこの商品に対して金額以上の価値があるかどうか、一旦一歩引いてよく考えます。実際の購買行動に移るのはそれからです。
☆大金持ちは、本を読んだだけではダメだと考えています。時間を費やして本を読んだのだから、なんらかの形で見返りが欲しいところです。本で得た知識を実践で活かすということが、大金持ちの考え方です。
☆(リスクに対して)利益が出ている時も損失が出ている時も、自分の中にある一定のルールに従っています。(株式投資の)この場合は、「利益も損失も10%以内で確定させる」ということです。
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