専業主婦が就職するまえにやっておくべき8つのこと
薄井シンシア著 KADOKAWA/メディアファクトリー
虚証と実証って聞いたことありますか?
漢方で体質を表す言葉でとーっても簡単に言うと、「細く長く」か「太く短く」、陰と陽みたいな関係です。
この本を読んで、著者の薄井シンシアさんは典型的な実証の人だ!とまず思いました。
ちなみにSUIは虚証だと自分で思っています。
専業主婦をキャリアと捉えて、主体的に仕事に取り組む。
家事のジョブディスクリプションを書き出して、合理的に効率的に。
PTAにも積極的に取り組む。
また、ご主人の仕事の都合でく世界中に帯同しているそうですが、日本人好みの食材を手に入れるためにお店に交渉して、自分もお店もハッピーになれる方法を編み出すエピソードはまさにビジネスマンそのものです。
今、専業主婦のSUIですが、子供がもう少し大きくなったら仕事をしたいと思っているので
仕事に対する心構えや、今の専業主婦時代に心掛けておく事などとても勉強になりました。
…が、私には薄井シンシアさんのようには出来ない!という気持ちも多かったのも事実。
薄井さんも、自分みたいにみんなが出来る訳ではないと認めながら、でもこういうやり方もあるのよと提案しています。
そう、薄井シンシアさんになる必要はないんです。
大切なのは専業主婦を漫然と過ごすのではなく、目的意識を持って主体的に取り組む事。
出来ることからまずやって行きたいと思わせてくれる本でした。
本の主題から外れますが、著者はお子さんの大学入学をきっかけにお仕事を始められます。
家族中心の生活から仕事中心の生活にシフトされたんだとか。
私も前から、子育てのピークは大学入学までだなと考えていたのもあって、そう思うと子育て期間は約18年(うちは3歳差で2人いるので21年。今上の子が4歳なのであと17年です。)
子育て期間の終わりを意識すると、今の生活を大切にしようと思えます。
出来ることなら子供が大学に入学したら一人暮らしをさせたい。
ただ、大学生は自由な時間が増えて、アルバイトもできるし、様々な誘惑が出てくる時期でもあるので、それまでに自律できる子供に育てていく必要がありますね。
以下引用です。
・昨今、ワーク・ライフ・バランスとよく言われるけど、一日、一週間、一カ月単位で捉える考え方ではなく、一生をかけてワークとライフのバランスをとるという考え方があってもよいと思う。
・たった一つのものを買うのに、お金を出す価値があるのかどうかを見極めながら家計を管理する習慣は、実はそのまま主婦目線でビジネスにつなげるトレーニングになっている。
・一つのことをやって、その次があるかどうか?これが投資という基本的な考え方ならば、あなたの就職もこれと同じだ。